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大阪視覚障害者の生活を守る会
(DAISIKAI) 【 こぶし 】403号
2009年 8月 5日発行
今月の主な内容
石川大会 報告
障害者自立支援訴訟
訪問介護Q&A
無免許追放街頭行動
ハイブリッドカー試聴会
ハイキングとみかん狩り
事務局伝言板
今後の活動日程
編集後記
メールはこちら
ご意見、ご感想などございましたら、
お気軽にメールをお送りください。
明日を開く大視会のあゆみ石川大会報告 第2弾 「利用しやすい治療院経営」
あはき分科会報告
意見活発に
全視協あはき委員 藤本 勲
石川大会・交流集会の1日目の学びあう分科会・あはき、2日目の語り合う分科会・あはきに参加した報告をします。
「学びあう分科会・あはき」は、委員の藤本より無免許・無資格あはき師をとりまく 情勢報告と群馬県の中井さんより「無資格者を雇用する現場からのレポート」報告を行った後、各地の状況交流を行いました。
情勢報告では、法令上のあはきとその他の手技の規定や通知・通達での規制の資料、19年度国民生活基礎調査と現状との乖離(かいり)の状況、新聞報道にみる柔道整復師による保険不正請求の実態などを伝えました。
一方中井さんからは、自身が「現場でのもぐらたたき役」として各地で勇敢に進めてきた告発の経過がリアルに熱っぽく語られ、参加者に感動と勇気を与えてくれました。
「語りあう分科会・あはき」は、前日の報告や各地の状況を踏まえ、「入りやすい治療院経営」「雇用されているあはき師の現状」「通知・通達を生かした運動」をテーマに語り合いました。
「利用しやすい治療院経営」では、「無資格者や不正な柔道整復師をもぐらたたきをする一方、私たちの治療院が利用しやすいものに変化していく必要がある。
経営コンサルタントの話として、営業方針、広告・宣伝、治療技術などのノウハウを踏まえると利用者を増やせるとのアドバイスを紹介、経営の現状と今後をどう考えるか」との問題提起を行いました。
東京のKさんは
「保険で170件位扱っている。お金がなさそうだなと思う方には積極的に勧めている」
「インターネットのホームページを開設している。ビラを1万枚配ったがそれを見て来たのは1人」、北海道のKさんは
「不況でも、治療者の技術力の底上げの指導をしたら利用者が増え」、名古屋のUさんは
「財源の問題では、融資制度の拡大を求めていく必要がある」、広島のYさんは
「営業のコンサルタントにアドバイスを受け、紹介してもらった人には割引はがき、誕生日には割引券などを渡している。この印刷は広島刑務所で行っている」
「院内に絵画や緑を置いている」
「接客態度も重要である」、沖縄のTさんは
「『手もみん』は待たずに利用できる」
「インターネットに加え、店舗前に電子掲示板も設置している」と話しました。ここで、「治療院のきれいさ」が話題となり、
「トイレと洗面所をきれいにしている」
「キッチンペーパーを枕に2枚かけている」は印象深い内容でした。
また、
「治療院内部の清潔面での人員、事務処理面でのヒューマンアシスタントが必要では」との質問に、
「週1回の治療院に清掃と。ワークアシスタントが月に2回来てくれている」との発言がありました。活発な情報交換の内容を次に繋げていきます。
次に「雇用されているあはき師の現状」に関っては、特別養護老人ホームの機能訓練士、病院マッサージ師からの発言がありました。
なお、ヘルスキーパーも参加していました。
最後に「通知・通達を生かした運動」では、愛知から「39年通知」を元にしたアンケートの取り組み、兵庫から「施術所の届出済証明書発行の成果」の報告がありました。
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全視協石川大会に参加して
大阪市支部 加藤 泰孝
今回の石川大会には、12日からは10名、13日には5名の15人で参加です。 私は12日からの参加で、金沢には11時10分すぎに着き、駅にはボランティアさんが待っていてくださり、誘導をしていただいて、ターミナルセンター内で昼食をすませ、シャトルバスで会場に向かいました。
会場の金沢文化会館は国際会議も出来る、すばらしいものです。
また、ホテルと会場が道路1本はさんだ所にあり、移動は本当に楽でした。
午後1時30分から全視協総会の議案討議が進められ、会議を終え、夕食は6時半からシャンデリアのある宴会場にセットされていました。
2日目は総会と午後からの活動交流集会、学習会は社会参加(自立支援)部会に参加しました。
懇親会の後に地元実行委員会の心遣いで、居酒屋・スナック・カラオケの3組のコースが用意されており、居酒屋に私は行って来ました。
3日目は街づくり部会に参加をし、午後3時には無事終了しました。
大阪の仲間は会場から金沢駅まで歩くことになり、色々と見ながら駅に向かいましたが歩道は広く、人は少ない歩きやすいところでした。
静かな街・親切な人が多い所に感じます。
帰りは予定の電車は富山からで混でいたので1台遅らせ金沢発の雷鳥に変更し、何と福井までは私たちの1両貸切です。わいわいとにぎやかな会話が続きましたが、さすが大阪に近づくにつれ無言に、大阪に無事到着し解散となりました。
内容としては、12日午後1時半から代議員総会が行われ、1号議案、活動報告・2号議案、決算報告・3号議案、運動方針案・4号議案予算案が執行部から提案されて質疑応答・討議が行われ第1・2・3議案は全会一致で承認され第4議案は賛成多数をもって承認されました。
18時半に終了です。2日目は9時から第5議案、持続的財政確立のための案が提案され、関連質疑・討議が激しく議論が重ねられましたが賛成多数で承認されて11時半に総会は終了しました。
午後からは来賓挨拶や記念講演(裁判例の中から得る、障害者の権利確保や運動の目的について)の講演が行われました。
その後、各部会をもたれ、私は視覚障害者と社会保障に参加しました。
内容は、第1点は、措置制度までの経過、措置制度、支援費制度、そして自立支援法への移り変わりについての移行への目的と課題についてがあり、今、障害者自立支援法の見直し案が提案されており、その課題点について討議、質問が行われ、基本的に変わらない点は応能負担といっても100分の10を負担するという文言が残り、応益負担の原則は残っている。
また、介護保険との整合性についても同行援護や障害認定が障害支援区分という名前に変えられ(1〜6まで)が存在し、 障害のあるものその人、人それぞれのニーズ、環境に合ったものが必要ではないか等々、また、この法律には高次脳機能障害、発達障害や難病等が含まれず、まだまだ改善のあるものではないかと思われます。報酬単価についてもこれでは事業所はやっていけないのではないか?がありました。
特に、私たちに関係する重度視覚障害者同行援護はこれでいいのかということです。基本的中身は決まってはいないが制約が厳しくつくのではないか?等々。
もう1つは、障害分類についてです。現在の障害者認定区分は医療的判断であり、身体的機能の障害によって決まり、今後は国際生活機能分類つまり、「機能障害」「活動制限」「参加制約」の3要素を元にして決定すべきではないかなどが話し合われました。
翌日の分科会は街づくりに参加し、その中で鉄道関係・道路・信号・エスコートゾーン・ハイブリッドカー・電気自動車等を中心について、各地からの報告や質疑応答があり討議されました。
大阪から活動報告を行い、ホーム柵については絶対に必要であるが人員削減は困る。
ワンマンカー化によってドアに杖、傘などの挟み込みが起こったときには大変である。
また、ホーム転落は参加者の中でも大半の方が経験を持っておられ今後も安全対策についてはいろんな場を捉えて訴え、要望していく必要があるとの事です。信号機とエスコートゾーンは各地で異なり、音響式信号機は特に歩車分離式信号では必要。
それにスクランブル交差点にはエスコートゾーンも欠かせないとの意見が出されました。ハイブリッドカーはイギリスのロータス社が擬音式音響発生装置を開発しており、トヨタにも話はあるとのことだが搭載まではまだ当分、時間が必要との事です。
また、ハイブリッドカーは視覚障害者のみの問題ではなく、子供の飛び出しや自転車に乗っていての後方からの接近などが現在も問題が発生しているようであり、各メーカー並びに経済産業省や国土交通省に要望をしていくことが必要との事です。
最後に各地の色々な状況を調査し、改善策を考えるということになりました。
以上です。
全員無事に帰阪しました!!★ 多数の皆様からの大会派遣カンパをいただきありがとうございます。
次回、2011年は愛知です。ぜひ、皆様方も参加していただき楽しく語り合ってみてください。目次へ バックナンバーへ 大視会トップページへ
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「 障害者自立支援訴訟 」を
支援して行こう!
事務局長 藤本 勲
「障害者権利条約」が発効しました。その基本はすべての人々の人権の確立であり、障害を理由とする差別の禁止です。
この理念は、憲法の第14条「法の下の平等」と基本的には同じもので、憲法の下、国内法の見直しを激しく迫るものです。私たちは、この訴訟を支援し、障害者や社会福祉政策を根本から改めさせ、憲法に照らし合わせた施策の下、豊かな生活が営める制度の実現を求めるとともに、こうした願いをもつ多くの皆さんと共に、この思いを広げていきます。
( 具体的取り組み )
○支援する5000人アピール賛同と賛同金( 1口500円 )
○訴訟裁判傍聴行動への参加
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みんなのページ 訪問介護サービスに関する
Q & A
平成21年4月改正自立支援委員会 高岡 保司
これは大阪府が事業者に介護保険のケアプラン内で介護給付費を請求できる内容を示したものです。
これでサービスの内容が決まってきます。また、通院等介助や自立支援法の改正で、同行援護が導入されると関わってくる面が出てくる可能性がありますので、中から自立支援とも関係の深い部分を抜き出してみました。
身体介護
(1)
Q 通院の帰りに、道沿いにあるスーパーや商店に立ち寄って買い物をする。
A 通院帰りの立ち寄りとして、例えば、院外処方箋に基づく保険調剤薬局(当該通院・外出の目的と直接関連するもの)や、水分補給を目的とした飲料水の購入、排泄のためのトイレの使用等(当日の心身の状況から必要となる立ち寄り)は当該通院・外出介助の一連のサービス行為の範囲とみなして介護給付費の算定対象として差し支えない。
一方、「通院と買い物」や「複数の医療機関」など目的及び目的地が複数ある場合の通院・外出介助については、居宅を介した一連のサービス行為とみなし得るか 個別のケースによって異なるため、介護給付費を算定する場合は、利用者の心身の状況を踏まえ、その必要性、合理的理由等について明確にした上で、保険者の判断を得てケアプランに位置付けられたい。
なお、「通院等のための乗車又は降車の介助」については、居宅でのサービス提供を含む往路、復路それぞれが独立したサービス提供として介護給付費の算定が行われるため、居宅外から居宅外(病院からスーパー等)への移送に伴う介護については介護給付費を算定することはできない。
【自立支援法の通院介助と関係します。】(4)
Q 利用者の嗜好品を買いに行く。
A 利用者の趣味嗜好品の買い物を目的とする外出介助については、日常生活上必ずしも必要な支援とは考え難いことから介護給付費を算定することはできない。
また、生活援助における買い物代行についても同様である。
なお、趣味嗜好品とは、日常生活上必要な日常品と考え難い物。
例えば、宝くじ、中元・歳暮の品、酒、タバコ等。(6)
Q 市役所等官公署・公共施設へ申請・届出等の手続きに行かなければならない。
A 利用者の日常生活上、社会生活上必要な用件(申請、届出等生活上必要な手続き)である場合は、外出介助(当該施設内における単なる待ち時間及び当該施設スタッフが対応するものは除く。)として介護給付費を算定することができる。
なお、対象となる官公署・公共施設やその用件の範囲については、利用者個々人の心身の状況や生活実態等により日常生活における必要性が異なるので、個別の事例についてその必要性を明確にした上で(判断に迷う場合は保険者に確認の上)ケアプランに位置付けられたい。(9)
Q 入院している知人や親類の見舞いに行く。
A 知人や親類の見舞いのための外出の介助は、日常生活上の世話にあたらないため、介護給付費を算定することはできない。
ただし、入院している家族(配偶者等)の見舞いであって、日常生活上必要性が認められる病院への頻繁でない見舞いであれば、その必要性、合理的理由について明確にした上でケアプランに位置付けることにより介護給付費を算定することとして差しつかえがない。(11)
Q 選挙投票に行く。
A 社会的理由(公民権の行使)による外出介助として日常生活上の世話にあたるため、介護給付費を算定することができる。
(12)
Q 冠婚葬祭、墓参りなどのために外出する。
A 冠婚葬祭への出席は、基本的には家族親戚若しくは地縁者等が介護を兼ねて同行するのが通例であり、当該外出の介助は。利用者の日常生活上の世話にあたらないため、介護定することはできない。
その他身体介護
(20)
Q 通院介助で昼食時間をまたがる場合、利用者の希望により食事に同席する。
A 通院介助は、病院への移動介助及び必要により院内での介助を行うものであるため、一緒に昼食を食べる時間はサービス提供時間に含まれない。ただし、日常的に食事介助が必要な利用者であって、適切なアセスメントにより、その必要性、合理的理由等について明確にした上でケアプランに位置付けることにより、食事介助の所要時間を含めて介護給付費を算定することができる。(つづく)
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お知らせのページ
無免許・無資格マッサージ追放
共同行動へGO!
執行委員会私たちは、昨年の春大手マスコミに対して、「無免許マッサージや柔道整復師の保険不正請求などが、マッサージの資格を持った視覚障害者の生活を脅かしている実態を取材してほしい」と要請はがき行動を行いました。
この成果として、それ以降マスコミによる報道が増え、私たちの運動への追い風になっています。
こうした中、今年も「無免許マッサージから住民を守る連絡会」として、大視協(大阪市視覚障害者福祉協会)と一緒に街頭宣伝を下記の日程で行います。
多数の参加をお待ちしています。
なお、当日はマスコミへの取材依頼も行います。記 日時 : 8月21日(金) 午後6時30分〜7時30分
場所 : JR京橋と京阪モールとの間
内容 : ビラまき・リレートーク・横断幕・ゼッケンなどでのアピール
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ハイブリッドカー試聴会に
参加を!
街づくり委員会 加藤 泰孝ハイブリッドカーの走行音を聴いてみませんか?
日時 …… 9月6日 ( 日曜日 ) 14時
場所 …… 大阪障害者センター近辺
最近、私たち視覚障害がある者にとって、困る走行音が判らない車が数多く、街を走るようになり、車が近づいているのに気がつかず真後ろでクラクションを鳴らされたり、横を突然走り去ってビックリするという話を聞くようになりました。
そこで、実際にハイブリッドカーの走行音を聴き、どのようなものかを体験してみませんか!
今後の対策や要求なども話合ってみたいと思います。
ぜひ、多くの方の参加をお願いします。目次へ バックナンバーへ 大視会トップページへ
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事務局伝言板
会計からのお知らせ
会計 千田 勝夫
(1)全視協大会派遣カンパありがとうございました。
皆さんにご協力をいただいた派遣カンパと本会計予算の「大会派遣費補助」から支出し、代議員・評議員・活動交流会参加者の方に補助を行いました。
(2)事業販売「そうめん」のご購入を
会財政を支えるための事業活動、恒例のそうめんを販売しています。
1kg(20束)で1000円(送料別)ですが、8個以上まとまれば送料は業者負担となります。(3)7月も多くの方から貴重なカンパをいただきました。
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今後の日程
8月 1日(土) 第3回 執行委員会 ( 障害者センター)16時〜
4日(火) 障連協 事務局長会議 19時〜
5日(水) 自立支援委員会 19時〜
6日 (木) 住吉平和盆踊り 星空マッサージ( あびこ町グラウンド )
18時30分 御堂筋線「あびこ」東改札口 集合7日(金) 住吉平和盆踊り( 同 )
21日(金) 無免許マッサージから住民を守る連絡会街頭宣伝
( JR京橋 ) 18時30分〜19時30分22日 (土) 歌声サークル てんてん 定期練習
23日 (日) 大阪八点会 例会 ( 長居スポーツセンター 部屋未定 )
10時〜12時9月4日 (金) 街づくり委員会、( 障害者センター )19時〜
6日(日) 第2回 運営委員会(全国委員会議案書討議を含む)
( 障害者センター )10時〜12時30分
ハイブリッドカー試聴・接近体験会
( 障害者センター ) 14時〜10日(木) 就労支援委員会 19時〜
12日(土)13日(日)
全視協全国委員会14日(月) 全国てつな要請行動
13日 (日) 北支部青空マッサージ(よっといで祭り)
26日(土) 関西手つな委員会 ( 障害者センター )15時〜
歌声サークル てんてん 定期練習10月 2日 (金) 街づくり委員会 ( 障害者センター ) 19時〜
11日(日) 大視会秋のハイキング( 富田林・城山オレンジ園 )
集合 9時 御堂筋線 「 天王寺 」 西改札口
10時15分 近鉄河内長野線「 汐の宮 」改札口31日(土) 盲老人ホーム慈母園見学
11月 6日(金)or13日(金)
関西 手をつなごう集会15日 (日) 堺えるとまつり 青空マッサージ
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7月の日誌
7月 2日 大阪府交渉 実行委員会
3日 街づくり委員会
4日 こぶし 発送作業
第2回 執行委員会
7日 大阪府交渉( 教育 )
8日 大阪府交渉( 盲導犬 ・ 代替犬 )
自立支援委員会
10日 堺 市交渉
12日 街づくり委員会 ( 森ノ宮駅調査 )
14日 大阪府交渉( 移動支援など自立支援法関連 )
16日 大阪府交渉( 医療、労働、自立支援法関連 )
就労支援委員会
19日 大阪八点会 例会
25日 関西 手をつなごう集会 実行委員会
歌声サークル てんてん 定期練習
26日 全視協 女性部代表者会議、議案書討議
ギャンブラーズ 定期練習
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編集後記
編集部ドットコ 小牟田 勇
三度目の正直とばかり「選挙の顔」としての総裁をネコの目のように代え、しかるに下がるばかりの支持率にすったもんだのあげくの解散・総選挙。
崇高な政治理念やビジョンなどあったものではない。
今のところ一人勝ちと目されている方も疑惑で退いた先代に続いて現代表も灰色の臭いとか…。
誰が総理にふさわしいか?の問いに該当者なし、がトップで次に与野党の代表以外があげられているというように、なにやら消去法で失点争いの感さえある。
戦後初の8月「夏の陣」も庶民のくらしにとって、プラスの得点争いを演じてもらいたいものである。時の殿様ブームで現れた細川内閣、その後下野した教訓から無謀な連立によって政権に返り咲いた与党の93年以降の歴史は記憶に新しい。
残念ながら我が国で言われる「二大政党」、本家と分家さながらではある、が、一票が政権を決めることは経験済みである。予想される私利私欲の離合 ・ 集散やなれあいには厳しい目が必要となる。
よく言われる「誰がやっても一緒」ではない。
選ばれた政権の善し悪しもその後の選挙民の政治参加の意識ととぎすまされた批判の目にかかっているのである。
舞台役者が高い観客の目に育てられ、スポーツ選手の好プレーが熱いファンの声援に動かされるように…。みなさんの熱い想いなどお待ちしています。
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